1円でも犯罪は犯罪です。しかし私はそれを強く言いたいのではなく、これを読む人に少し考えて欲しかったので紹介したいと思います。
以下の記事についてです。
携帯無断充電＝１円窃盗で中学生送検
携帯電話に充電するため、コンビニ店のコンセントを無断で使い、１円相当の電気を盗んだとして、大阪府警松原署が中学校の男子生徒ら２人を窃盗容疑で書類送検していた
２人の男子生徒は一貫して「軽い気持ち」だったことを強調。通常は書類送検をせずに手続きを終える「微罪処分」として処理する場合が多いが、同署は「額の大小は関係ない。（コンビニ店から）被害届が出ており、犯罪を見逃すことはできない」と判断した。
(2007年09月20日付 Sponichi Annexより転載)
これは電気窃盗と呼ばれる罪になります。電気窃盗は、客へのサービスとして「自由にお使いください」と明示してある場合にはコンセントをノートパソコンや携帯電話の充電など許容範囲内での利用なら問題ありません。明示されていなくても、店側などの了解を得て一時的に電力を利用させてもらう場合などは犯罪にはなりません。
実はこうゆう事件は、以前からあったようです。
他人の電源を無断使用するのはダメなんです “1円”でも犯罪！電気窃盗！
さらに、All Aboutでは「出先でどうしても充電したい！ 目の前にコンセントが！ あなたならどうする？」というタイトルでアンケートを実施していました。
出先でどうしても充電したい！ 目の前にコンセントが！ あなたならどうする？
窃盗だから使用しない 35%?
誰も見ていなければ使用してしまうかも 58%?
見つかっても微罪だから、自分の事情優先で使用する 7%?
この結果からわかるとおり、6割近い人が電気の無断使用をしてしまう可能性があるということがわかります。つまり、誰でもやってしまう可能性があるということです。今回の中学生の場合、店側の許可を取っていれば罪にはなりませんでした。
警察の対応にしても、店側の対応にしても、もう少し別の対処の仕方があったのではないかと思います。これを読んで、あなたはどのように感じますか？